太宰治とエールビール

私用のため三鷹へ。
私用がすみ、ちょっとプラプラ。
歩いて思い出しましたのが、三鷹といえば太宰治
熱狂的な読者ではありませんがそこそこの数の作品は読んでいるつもり。
せっかくですのでゆかりの場所をちょっと行ってみようと思い検索したらすぐそばにお墓がある。

禅林寺
禅林寺黄檗宗の寺院。
こちらで太宰治さんが眠っている。
さすがにお墓は写すのは憚れました。
太宰さんのお墓の向かいには森鴎外さんのお墓も。

お二方の文豪に合掌し三鷹駅方面へとことこ。
それにしてもこの日は暑かった。
次に向かったのが三鷹跨線人道橋』

ここは三鷹電車庫の新設に伴って昭和4(1929)年に造られました。電車庫の引込線と中央線道路をまたぐ全長90メートルの鉄骨の橋。

結構な老朽化

近々、解体撤去されるそうです。
ただ一部を保存するとか。
太宰さんが昇り降りした階段ですかね?

鉄道好きの数組の方が大きなカメラを持って待機しておりました。

太宰治さんは「いい所がある」と言っては弟子を連れてここに来ていたそうです。
陸橋の上から特急列車や地下鉄車両などさまざまな種類の電車を同時に撮影できそう。

当たり前なんですけど、電車庫だけあって多種多様の電車が止まっております。

三鷹駅南口のMITAKACORALの5階にある三鷹市美術ギャラリーに太宰さんが暮らした小さな家の部屋を再現しているというので見に行きました。

太宰さんはは昭和14年から昭和23年6月に亡くなるまで「三鷹村(町)下連雀一一三」で過ごしました。

自宅は約12坪半ほどで、新築ではあるものの質素な借家だったとか。

この展示室はその間取りを再現しており、三畳間の部屋だけ撮影OK。

再現された部屋ではありますがこの部屋から数々の名作が生まれたのかと思うと感慨深いものがあります。

三鷹駅から玉川上水沿いの道を歩きました。
少々暑かったですが天気も良く気持ちがいい。
井の頭公園に近づくほどに人も増えてきました。GWですからね。

こちらも近いからですかね。

玉川上水は緑に溢れ流れもゆったりな水路。
太宰さんはここに入水。
当時の玉川上水は今とは異なり流れが急で淵がえぐられ人が落ちると上がってこれなかったらしい。そんなわけで自殺の名所だったとか。

緑が深い井の頭公園には寄らずに、横断する通りを抜け吉祥寺へ。

駅に近づくにつれどんどん人が増え、人気の立ち飲み屋いせや総本店は満員。待ちの方々もたくさん。
本日はここは目当てではないので素通りしさらに駅の方へ。
飲み屋の多いハーモニカ横丁もショップが立ち並ぶサンロードもすごい混み様。
人をかき分け目的の店へ。

外の喧騒が嘘みたい。静かでいいや。

太宰さんとエールビールで乾杯。